’96旅行記北イタリア・南仏を
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クラシックホテルの話U〜モナコ・モンテカルロ
ホテル・デュ・パリ〜
カジノと共にモナコのランドマークの一つとなっている「ホテル・デュ・パリ」は、1865年現国王レーニエ大公の曽祖父シャルルV世が経営権の半分を王家が所有する半官半民組織SBMを設立し,本格的リゾート開発の第一弾として1600年代のロシア貴族の館をホテルへ改装したものです。
巨大な総大理石のロビーには夕暮れ時になるとドレスアップした人々がカクテルを片手に集い、華やぐ場所となっています。私が訪れた時もホテルロビーでは結婚式後の着飾った人達が歓談する声が響き,私達のような旅行者姿ではあまりにも場違いで中に入るのはためらわれ,エントランスドアから中を覗いて雰囲気を垣間見ただけでした。世界の大富豪たちのサロンとしての風格は他に類を見ないと言えましょう。
モナコは今ではF1をはじめ一大リゾートとして世界の注目を集めていますが,現レーニエ大公が王位についた当初は財政難にあえいでいました。その危機を救ったのは海運王オナシスであり、現実のシンデレラ誕生といわれたハリウッド女優グレース・ケリーでした。彼女とレーニエ大公の結婚式にあたりニューヨークから豪華客船コンスティテューション号でモナコ入りした招待客やブライドメイド達の滞在先が「ホテル・デュ・パリ」でした。
ホテルが建つカジノ広場は、モンテカルロ湾と地中海を望み芝生と花壇が美しいモナコの中心地で、日常生活からかけ離れたひとときの夢を演出しています。
ホテル・デュ・パリ
NO.21